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業界解説

正規配信と海賊版——何が違い、なぜ正規を選ぶべきか

海賊版コンテンツが抱える問題点と、リンクを貼る側にも及ぶ法的リスクについて整理する。

動画コンテンツを探していると、正規の配信サービス以外の場所で作品が視聴できるように見えるサイトに出くわすことがある。いわゆる海賊版サイトだ。無料で手軽に見えることから利用してしまう人もいるが、そこにはいくつもの見過ごせない問題がある。

最も基本的な問題は、制作者や権利者に正当な対価が還元されないことだ。作品制作には多くの人の労力とコストがかかっている。海賊版の利用が広がれば、その分の収益が制作の現場に戻らず、結果として新しい作品が生まれる土壌そのものが痩せていく。

利用者側のリスクも軽視できない。海賊版サイトの多くは広告収入を主な収益源としており、悪質な広告や、端末に不正なプログラムを仕込むリンクが紛れ込んでいることが少なくない。また、著作権を侵害するコンテンツと知りながらダウンロードする行為は、法的な責任を問われる可能性もある。

情報を発信する側にとって、さらに重要な論点がある。2020年の著作権法改正により、いわゆる「リーチサイト」——違法にアップロードされたコンテンツへのリンク情報を提供するサイト——に対する規制が導入された。ここで規制の対象になるのは、コンテンツをアップロードした人だけではない。侵害コンテンツへ利用者を誘導する行為そのものが対象に含まれている。

つまり、自分のサイトに違法な配信先へのリンクを置く行為は、たとえ自分でファイルを保有していなくても問題になり得る。リンクを提供した者と、そうしたサイトを運営する者では、後者のほうがより重い扱いを受ける枠組みになっている点も押さえておきたい。「紹介しただけ」という認識で済む話ではない、ということだ。

この規制には、侵害コンテンツであることを認識していたかどうかといった要件が定められており、あらゆるリンクが一律に違法になるわけではない。ただ、アフィリエイトサイトを運営する立場からすれば、そもそもグレーな領域に近づかないのが最も合理的な判断だろう。判断に迷うようなリンクは、置かないという選択が最も安全だ。

正規のサービスかどうかを見分ける手がかりとしては、運営会社の情報が明示されているか、決済手段が正規のものか、利用規約やプライバシーポリシーが整備されているか、といった点が挙げられる。極端に安い、あるいは本来有料の作品が無料で見られる、という時点で疑ってかかるべきだろう。

こうした理由から、当サイトでは作品情報の出典を正規のソースに限定し、海賊版サイトへの言及やリンクを一切行わない方針を取っている。遠回りに見えても、正規の配信元へ利用者を案内することが、制作の現場を支え、利用者自身の安全も守り、そして運営を長く続けるうえでも、最も確実な道だと考えているためだ。

本記事は一般的な情報の整理・解説を目的としたオリジナル記事です。特定の商品の紹介や、実際に確認していない内容の体験談は含みません。当サイトはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります。